下生えの勇者はトップレアの夢を見る。
約5ヶ月の沈黙を破り久々のブログです。
一応僕なりの責任の取り方だったんですけどね。
前回の戦乱のゼンディカートップレア予想が大ハズレも良いとこだったので、自戒の念を込めてあえてトップに晒し続けれるという自縄自縛プレイ。
本来であれば記事を連投して埋もれさせるなどレピュテーションマネージメント(てへぺろ)を取るべきなのですがね。
本当はZendikar Expeditionsを3枚引いてヒャッホウしてる記事とかあげたい所をグッと堪えながら。
が、あえて言わせてもらおう。
行間を読めと。
正直、予想記事を書きつつ自分自身かなりあやしいとは思っていた訳で、攻めていた訳で、何なら過去の強力カード引き合いに、自分自身すら釣り上げていた訳で。
決して「下生えの勇者」の事を言っている訳ではない。
いや、「下生えの勇者」の事を言っているのだ。
しかしながら、その予想とは一体何をもっての予想だったのだろうか。
開き直りとも取れる発言であるが、そうではない。
このグラフを見て欲しい。
メトリクスの丘が暗示するもの
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下生えの勇者の価格推移/wisdom guildより |
それから14日後の9月26日には2,314円と倍以上の価格で取引されるなど間違いなく爆上げ銘柄であった。
しかし、その1ヶ月後の10月26日には830円。
現在では200円前後まで乱高下する乱れっぷり。
ここで、何か思う事はないだろうか。
「あ、戦乱のゼンディカーだわ」と。
そう、「下生えの勇者」は現在の戦乱に満ちたMTG市場を嘲笑うかのように価格高騰という存在感を放ったフェイク、「戦乱のゼンディカー」そのものであったのだ。
いかがだったであろうか。(うるせぇ
強さとは何か。価値とは何か。
「下生えの勇者」が教えてくれたのはもっと大切な事だったのかもしれない。
ミステイクとしては少し痛い3枚分の授業料だって、記事2つ分の気付きと儚い夢の対価と考えれば安いものです。
サンキュー下生え。

ま、この辺で禊という名のネタは終了。
今後のカード評価に活かすべく、「下生えの勇者」がどうデザインされていれば名実ともにトップレアとなっていたか考えてみたい。
カードデザイン。今一度、下生えの勇者と向き合おう
と言いつつ、答えはもう出ているんだけどね。マナコストもパワータフネスや能力は一切いじらずに解決できるんだよね。
予想記事でも触れている通り、このカードが強そうだとミスリードされたポイントを思い出して欲しい。
それは「幻影のケンタウロス」の存在だ。

一見ほぼ同タイプの上位互換に見えるこの二つのカードの違いとはなんだろう。
プロテクション?
確かにピン除去対策はダメージ回避能力がついている「下生えの勇者」には願ったり叶ったりだろう。
しかしながら、僕はそこだとは思っていない。
先述した通り、マナコストやパワータフネスや能力はいじらない。
では、前回記事で指摘していたウィークポイントを考えてみよう。
それは「出た時に弱い」という事だ。
もう少し掘り下げてみると、「下生えの勇者」のストロングポイントは「サイズが大きくなる」という点と「ダメージ回避能力」の2点だ。
もしこれがなかったとするとマナレシオの低い、ただのコストパフォーマンスの悪いカードである事は言うまでもない。
一言で「出た時に弱い」と言ったものの、カードそのものにデメリットがある訳ではなく「出た時には長所が機能しにくいため弱い」という事です。
この弱点をカバーするにはいくつか方法があるが、アンタップ状態のフェッチランドを用意するなどが最も簡単な方法であろう。
となると、このカードは実質4マナのカードとなる訳です。
「ケラル砦の修道院長」も3ターン目に出したいカードという意味では実質3マナのカードなのですが、この場合は基本スペックの高さが最低限のラインをクリアしているため、構築レベルです。
では改めて「幻影のケンタウロス」と比べてみましょう。
マナコストが条件付きの4マナとなれば断然「幻影のケンタウロス」の方が強いですよね。比べた事すら申し訳なく思います。
それでもこれがこのカードの本来の姿だったのかもしれませんね。
話を戻しましょう。
どうデザインされていれば「下生えの勇者」がトップレアになっていたのか。
簡単な事です。
+1/+1カウンターが2個乗った状態の0/0(実質2/2)であれば良かったのです。
これであれば、少なくとも出した時のダメージ回避は担保できますね。
個人的には2マナで+1/+1カウンターが1個の方が好みですが、レガシー豚がブヒブヒ言いそうなのでダメですかね。
そして、また夢を見る
書き終わってみて改めて見てみると、+1/+1カウンターだったとしても今の環境だと使われるか微妙。近代マジックでは、クリーチャーの質の向上が著しく、旧カードとの比較や単純なマナレシオだけでは正確な判断は難しい。
それ位に今のクリーチャーは強い。
3マナクリーチャーの求められている条件が2マナより遥かに高い。
3マナと4マナだとそんなに変わらないんだけどね。
って言うより、成長系のギミックは今の環境のスピードでは許してくれないのかもね。
この手のカードでは一旦強くなったら、2回目以降は強いところから始まるタルモゴイフのようにってまた過去のカードと比較してしまう。
そういう観点で言えば、ゲートウォッチの誓い収録の「森の代言者」とかそのパターンなんだけどね。
さてさてあまり反省していないということが分かった所で、しめる事にしましょう。
この5ヶ月間で実に様々な事があったのですが、それはまたそのうち。
それでは、僕のリハビリにお付き合いくださりありがとうございました。
PS,※Web業界の偉い人達曰く、「いかがだったでしょう」系の〆は駄文判定されるので要注意らしい。
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