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「やれやれだぜ」(このモデルの子がかわいくて使ってしまう) |
みんなの休みとは、個人の不自由でもあるのだなと感じた1週間でした。
午前4時の思考整理です。
おおよそ当時から理解される事はありませんでしたが、私は積極的に「浪費」をするようにしていました。
ここで言う浪費とは世間一般や見る人にとって「慎ましさ」から逸脱した、また分不相応な消費の事を言います。
しかし、「浪費」の本来の意味はお金や時間を無駄に使うです。
では、この無駄であるというのは誰にとっての無駄なのでしょうか。
この事について考えて言葉を発している人は結構少ないです。
出費ではなく投資だと理解できないからこそ浪費となる
僕は昔から「自分への投資」と口に出していました。別に今も昔も意識高い系とかではなく、行動に対して理由を求めていて納得したものにはお金を使うという習慣ができていたからです。
ただそれも若いうちはなかなか理解されるものではありませんでしたし、それが本当に自分への投資なのか浪費なのかは判断が難しいところだったと思います。
ただ、僕自身の人生を豊かにした事は間違いがなく、また無駄も含めて今の自分を構成する大切な1ピースだとすれば果たして正解などあるのかなと思ってしまいます。
違いますね。
正解があるのではなく、不正解がない選択なんだと思います。
僕が相手にしているのはお金を使う人
人より少しお金を使う習慣があったおかげで良かった所は「買いたい側の気持ち」がちょっと解ったんじゃないかなと思います。イチWeb担当者・デザイナー・ディレクターからの昇華あるいはマーケティング感覚と顧客目線をもって取り組めるようになったのは、やはり「意識的な消費」あっての事でした。
これだけでも自分への投資は大成功と言えます。
語弊がある言い方かもしれませんが、あくまで僕が追っているのはお金を使う人なんです。
なおかつ、少々浪費家気味であったりお金を使う事に力が入っていない人です。
Google Adwordsで言う所の「買い物中毒者(言い方w)」ですね。
この人は、僕のイメージではアーリーアダプターみたいなものなので、ここの層で売れなければ売れないって早めに判断するようにしています。
色々な商品特性があって深いレベルでの分析によっては新たな方向性が見出せる時もありますが、売れているものに対してかける時間と売れていないものにかける時間に同じ価値があるなら、僕は売れている方に時間を割きます。
Webマーケティングの長所は、市場からのレスポンスのスピードであったりトラフィックによって購入以前の消費者行動である程度あたりがつけられる所にあります。
ですから、本来深いレベルでの分析は売れているものにするというのが鉄則かなと思います。
売れていないものは、もっと早期の解析データでわかる事ですから。
買わない人がマーケティングを語るな
ちょっと脱線してきたので話を戻すと、要は人に何かを売るならちゃんと買えよって話です。飲食店とかやってる人なら普通に他の店で飲み食いしたり普通にしてるでしょ。
もの売る人間がケチとか僕的にはありえないんですよね。
ケチ発想のマーケティングは一考の価値はあると思いますよ。
ただ、どんなに不景気であろうが僕はお金を使う人を追いかける方が遥かに効率的だと思いますし、仕事としてのクオリティを高めていこうとすれば自ずとそうなってくるのではないでしょうか。
単価によって反射的衝動的な販売戦略も面白いですが、僕としては説得して売るより買いたいと思った人に売りたいと思うので。
また、マーケターとしてはマーケティング手法やノウハウは確かに第一義ではあるんですが「買いたいと思わせる」という事がミッションなんだろうなと思ってます。
商品価値にはマーケティングも含まれているのは間違いない事ですから。
そう思えないならマーケターなんてやれませんよ。
無駄な時間は1秒たりともない
過去を振り返ればそう思います。価値はものの見方によって変わってきます。
信号待ちの1秒。目覚ましが鳴ってからの1分。家に帰るまでの1時間。
その瞬間の価値に囚われないという事なのでしょうね。
僕はまだまだ精進が足りず、信号待ちの1秒から自分との戦いを日々繰り返しておりますがね(笑)
演劇とは究極のユーザーインサイト
さて、冒頭の「浪費」について話を戻しましょう。お金については述べましたが、時間についてはどうでしょう。
僕にとってはこれが演劇に費やした時間だったのではないかなと思います。
今も昔も自分の仕事には一切関係のない割に、人生の半分以上を占めていた劇団を中心とした演劇活動。
ただ、直接的な関係はないまでも間接的には大きく関わっていたと思います。
それは演じる上での役者の課題や向き合うという作業そのものが、マーケティングで言う所のペルソナの遥か上を行っていたからです。
正直、役者が演じる役と向き合うというのはマーケターが考える以上のユーザーインサイトです。
自分がそれになる訳なので。
相手の立場に立って考える究極的な手法が演劇なのではないのかなと思います。
何人もの他人の人生を生きてきた訳ですから。
中には人じゃない事もある訳でwww
とことん向き合えば、それは自信ではなく確信へと変わる
いろんなタイプの役者さんがいるので、役との向き合い方は人それぞれでしょうが、僕の場合は他人を演じるにしても自分を通している訳で常に自問自答していたようなもんなんですよね。そういった幼い頃からの訓練が、認識力の向上やメタ認知を高めていったのでしょう。
僕らの役者・あるいは演劇人としての立場はカテゴライズとしてはアマチュアとなりますが、一般の方がイメージするサークル的なものとは異なりますし、俳優を職業や生業にする気持ちがないというだけで、やっている内容自体は非常に高いレベルの取り組みだったと思います。
悟りなんて開いたら閉じてまた他の扉を開け
今日の思考整理は「買わない奴がマーケティングを語るな!」って事が言いたいだけだったんですが、冒頭の書き出しに「浪費」をフォーカスしてしまったので、なんとなくそこを軸に書く羽目になってしまい、スルーしておけば良いものの「時間」については「演劇」の話題まで盛り込んでしまって、そろそろ早起きの幼子が起きてしまうので店仕舞いです(笑)自分的にも「あ〜話の軸がちょっとズレてきたけど、そこそこ成立してるしって言うか全然ズレてないめちゃくちゃ重要な事じゃん」とか思いながらも着地点を探して無理やりランディングします。
色んな考え方や色んな人がいて、それに触発されたり影響を受けたり、今までを振り返ってもその瞬間その刹那を思考の連続で築いてきたと思います。
時には深夜のラブレターであったり、お酒の勢いや突然の啓示であったり。
それでも、昨日の悟りを今日に活かすなら、後ろの扉に固執するのではなく、目の前に広がるたくさんの扉や世界に目を向けたほうが、人生を豊かにするんじゃないかなって、僕はそう思うんだ。
BGM: Pierrot [ HUMAN GATE ]
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