2014年5月15日木曜日

「オムニチャンネルのEコマース戦略」小玉毅さんのセミナーを聞いてきた

Web&モバイルマーケティングEXPO2014
Web&モバイルマーケティングEXPO2014

あまり時間を取れなかったのですが、今年もJapan IT Week春のWeb&モバイルマーケティングEXPO2014に行って来ました。
ただし、今回の僕の目的は通販ソリューション展の方。
イオン株式会社で「執行役 グループマーケティング最高責任者」という良く解らないがなんだか凄いらしいぞっという肩書きを持った小玉毅さんのセミナーを聞きに行く事だった。

実は前回の通販ソリューション展の時にジャパネットたかたの高田社長のセミナーを聞きそびれていたのだ。と言うより、前回は忙しくて参加出来なかった。
べつに今回暇だから行った訳じゃないです。

まぁ、冗談はともかくとしてもっぱら僕の興味は去年から通販の方です。
ウェブ系はそんなに変化ないし、むしろ小売周りの方が新しい技術を取り入れたりと活気を感じるのです。
ECに限らず、小売業ってCVがハッキリしてるしCPAにしてもLTVにしても凄いシビアじゃん。
数字と睨めっこする事が多くなった僕としては、目的がハッキリしていて成果もレスポンスも解りやすい通販やネットショップって凄い面白いんだよね。


イオン株式会社 小玉毅さん『オムニチャネル時代のイオンのEコマース戦略』

んでまぁ、今回のセミナーのテーマが
「オムニチャネル時代のイオンのEコマース戦略」
ドヤ感がハンパないタイトルですよね。
ちなみに、オムニチャンネルとは実店舗やネットショップなどの様々な販売網を、どこでも同じように購入できるインフラの事を言うようだ。
O2Oではオフラインとオンラインのコラボレーション的な要素が強いが、オムニチャンネルでは連携に留まらず、例えばネットで注文して店舗で受け取るなど、より顧客目線に立ったものと言える。

と言うか、今回初めてこれをオムニチャンネルと言う事を知りました。
僕は、このオムニチャンネルの思想は持っていたのだが、どちらかと言うとネット通販を母体とした大手オンラインストアと、ヤマトなどの物流のコラボレーション、あるいはコンビニとかとのコラボなのかなっと未来予想していたのだ。
買う所というより決済をネット経由にしてしまえば店舗にレジなどの設備投資を最小限に抑えられ、人がレジに並ぶ事無くスムーズだろうと思ってたんだよね。
これは通常の店舗での買い物でも同じような手段を用いて、その代わり例えばネット経由の決済に1%還元とかのインセンティブを付けてあげれば良い。
あー、でもこれだと実店舗をもった企業になるな。

なんつーかね、受取所みたいなシステムが今後出来てくんじゃないかなと思ったんだよね。
販売チャンネルは確実にネットが増えるんだけど、それと同時に消費者の選択肢も絶対に増えるはずなんだよね。
インフラが整えば、次はサービスで差別化するのが世の常でしょ?
当然、買ったらどこで受け取るかっていう選択肢が出来て然るべきじゃん。
現状はコンビニ受け取りとかがそれにあたるんだろうけど、もう少しスマートな形があるはずなんだよね。
ついで買い需要を見込んだモデルじゃなく、完全に受け取るだけに特化した受け渡しビジネスみたいな。
ヤマトとかの配送店渡しをもう一歩踏み込んで気軽に受け取れて、なおかつ他の場所に変更したかったら他の受取所で受け取れるとかさ。
コインロッカーみたいな物に、スマフォアプリとかと連携して受け取れるとかさ。
ついでにそこでクレジットカードで決済も出来るとかさ。
みんな忙しいでしょ?コンビニに用がない人もいるんだしさ。

すいません、ハッスルしてだいぶ脱線しました。
イオンの話を聞きに行ったという話しだったのに。

ただ、小玉毅さんも最初はネットユーザーと実店舗に来店するユーザーの違いに戸惑いつつやってきたが、話のまとめとしてはプッシュ型の売り込みではもう売れる時代じゃないって事を言っていた。
言葉にこそしなかったものの、その思想は現在ウェブ業界でも多く語られるインバウンドマーケティングやオウドメディア戦略に他ならなかった。

オムニチャンネルは顧客目線に立った販売網の確立で、これはイオンの責任であり社会インフラである。
僕が今回一番グッときた言葉です。
そして、その上で戦略が生きる訳だしそれがマーケティングなんじゃないかと締めくくった。
本当そうだと思う。
本来それからがマーケッターの仕事なのだろうが、インフラ整備も含めまだまだ黎明期という事だろう。
ネットショップも作れば売れる時代なんてとっくに終わってるのに、未だにホームページを作れば勝手に売れると思ってる人や、業界としては先乗りでネットを始めたもののその後まったく努力や改善をしないで何時の間にか後追いの企業の後塵を拝する所など様々です。

無知は恥ではありません。
中途半端に知識があるくらいなら、知識を持たずとも先頭を走る者を追いかける新人の方が余程将来性があります。
最悪は、それに気付いても動かない人です。
俺ってこんなに暑苦しかったっけ?って最近思うんだけど
仕事に情熱を持とうよって思うんだよね。
こんな事言いたかないが、一生懸命って相手に対して誠実でいようと思ったら自然にそうなると思うしさ。
たぶん、僕の場合はもともと多趣味だったり色んな事に興味があるから、新しい事覚えたりとか知らない業界の話とか聞くのが好きなんだろうな。
だからあまり苦にならないのだろう。

あと、今日の小玉毅さんのセミナーを聞いて思ったのが
僕って奥さんも10歳年上だし、芝居やってた頃も年上の中で育ってるから40代くらいまでは友達感覚なんだろうなって事。
なんで、現代社会を支える40代や、もっとガツガツ最前線に立つ20代から30代の話を聞くより、一歩引いた余裕を持つ50代や60代の話を聞いてる方が楽しいんだなっと思った。
40代以下って、どうしてもテクニカルや即利益につながるような短期スパンの話が中心なのに対して、50代以上の話ってもう少し大局的だったり世の中の流れを見た話だから面白いんだよね。
別に特定の業界に限った話でもないし。

まぁ、その内オムニチャンネルって言うか俺チャンネルみたいな時代になるべ。
パーソナルチャンネル時代到来でしょ。

ps,リアルに風邪をこじらして熱いんだな。
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