当初、僕は試験を受ける予定はなく何時ものように月曜日の定例会議の時に突然上司から「今週のAdwords認定資格の取得セミナー行って来て」と言われたのだ。
内容自体は僕も把握していた。要はGoogle Adwordsのサポートチームが2日間のAdwords認定資格の受験者向けセミナーの中で、講義後にそのまま試験を受けて初級向け試験・検索広告の上級者向け試験ともに取得してしまおうというものだった。
つまり、セミナーに行って来てというのは認定資格を初級・上級ともに取って来てねというものだった。
勉強方法についてはこちらの記事に書きました。
『AdWords認定資格の試験対策に僕の勉強方法をシェアします』
『AdWords認定資格の試験対策に僕の勉強方法をシェアします』
自分自身なんだかんだで5年以上は運用経験があったものの、認定資格を意識した事も無かったしAdwordsに限らず「資格」というものがあまり好きでなかったので全く想定していなかったのだ。
機能面と運用面はある程度把握している自負はあったものの、どういったものが試験に出るのか全く想定が出来ず、また試験対策ガイドというページがあるにはあるのだが、見てもらえば解るが要はヘルプページなのだ。
こんなもので勉強しろと言っているGoogleはどうかしてると思いながらも、他に勉強方法もないのでこの広大でユーザビリティの悪いとてもユニークとは言えないヘルプページを隅から隅まで丸暗記するつもりで読んだ。
正直、全部読むだけでも相当骨ではあるのだが、落ちる訳にいかないので全部読んだ。
まぁ、セミナー受ける前だったし一応やれる事はやっておこうというもので。
取得セミナーは、ヘルプページと違って解りやすかった。
20問くらいの模擬小テストもあったので、試験の傾向が解ったし試験に出そうな重要な部分についてはちゃんと強調して話してくれたしね。
僕的には、これAdwords認定資格試験の赤本として売れるって言うくらい重要部分を記述したメモ帳が役に立った。
実は認定資格試験を受験するにあたって、僕は自分にミッションを課していた。
それは、合格するだけでなくスピードだった。
初級・上級それぞれ120分の時間が用意されていたが、それぞれ50分かからなかったかな位だったかな。
なんで、めっちゃ急いでやったw
初級は90問、上級は99問だから1問1分なんてかけてられない。
問題は一度回答したら戻れないから、迷うくらいなら答えて次行った方が良いかなと。
ちなみに、初級向け試験も検索広告の上級者向け試験も運用経験がある人なら多少勉強すれば取れる(と思うんだけど)内容なんだけど、運用経験がなくて丸暗記で覚えようとするのは結構無謀だと思う。
問題自体が難しいというよりは、問題文が解り辛く書いてあったり少々意地悪な設問が多い。
だから、機能・運用ノウハウなどの知識と同じくらいに、認定試験特有の解り辛い問題文の読解力が問われる試験なのかもしれない。
どんな試験だよw
当日も、意地悪な問題文にイラっとしながらも負けず嫌いの僕は苛立ちをぶつけるように問題を進めていた。
一応受ける前の目標としては初級向け試験は97%が目標(合格ラインは85%)で、実際には94%とちょっと足りないまでも無事合格。
全90問だから5問くらいミスった。
んで、2日目の検索広告の上級者向け試験は流石にちょっと難しそうかなと思い92%が目標(合格ラインは80%)で、実際には89%で90%を割ってしまった。
全99問で11問くらいミスか。不本意です。
とまぁ課題は残ったものの、とりあえず無事合格したし良かったのだが
この資格は、運用者のレベルを計る以上にGoogle Partnersになるという目的があるのだ。
資格がなくてもAdwords広告の販売代理店になる事は出来るし、もちろん運用も出来る。
正直、Adwordsは知識も大事だがどちらかというと運用ノウハウとか勘とかの方がよっぽど大事だと思う。
んで、このGoogle Partnersってのは要はGoogleがAdwordsの広告代理店として信頼できるパートナーとして認めている企業にのみ、Google Partnersの称号とバッジを与えている名誉ものなのだ。
通常はリスティング広告を専門に扱っている、SEM会社や少し大きめのウェブ制作会社やSEO会社などが主に持っている。
先述したように、なくても問題ないから取得してないSEM専門の会社もあるけどね。
ひとつの目安です。
Google Partnersになるにはいくつか条件があって、ひとつは初級・上級の認定資格を持つユーザーが1人以上いること。
この場合は僕。
2つ目が広告利用額が基準を満たしている。
これは代理店やってれば、基準はクリアできる。
3つ目は代理店プロフィールがあること。
これについても、設定すれば良いので大丈夫。
最後にベストプラクティス。
これが問題。要は、効果的に広告運用出来ているかという所。
正直僕はGoogle Partnersを舐めていて、ベストプラクティスのところで相当つまずいた。
というのも、たとえ効果的に運用出来ていたとしてもGoogleの考えるベストプラクティスにしていかないといけない部分があるからだ。
ヘルプセンターに何度電話した事か。
ただ、そのおかげである程度ベストプラクティスのフラグとなっている所は把握出来たし、その上でバカ正直に一切ズルをしないでGoogle Partnersバッジを取得できたのは胸を張れる。
やれる事は全部やったって状態にしても、なかなか一筋縄でいかないのですよ。
ていうか、ある程度クライアント数ないとGoogle Partnersって大変だと思う。
コールセンターの人は関係ないと言うけど、正直クライアント少ないと不利。
たまに出てくる最適化提案は鵜呑みにすると品質スコア爆下げの上にベストプラクティス2段落ちとかザラで、何度ハメられたことか。
僕の場合、Adwords広告の運用がメインの仕事ではないので流石にそれだけやってる訳にはいかないのだ。
それでも、折角認定資格も取得して責任も感じていたので、時間を見つけてはいじるってやっていたら結構時間が経ってしまった。
4月の後半になってから、ようやく自分にも時間の余裕ができ、それ以来ちょくちょくいじる様になり、やっとこさGoogle Partnersになれた。
だから、喜びはひとしおです。
時間が取れればもっと早くなれたのかもしれませんが、まぁ今となればもう良いです。
うちの会社自体、カレーライス作るのに畑耕す所から始めるような会社だから(SEOやる為に検索エンジンから作ったのは多分うちくらいなんじゃw)、それこそ今回はベストプラクティスのためにホームページからつくり、広告を一新するなど今月は追い込みをかけた。
ただ、広告運用からページ制作、広告文・バナー広告など全て自分で行ったので、ワンストップの利を最大限に活かせたと思う。
イメージした貫通行動でブレなく作れたのでCV/CVRやCPAも大幅に改善でき、上場企業からもお問い合わせを頂いたので僕としては満足のいく結果を出せた。
Adwords認定資格に関しては、運用経験があれば多少勉強すれば取れると思う。
ていうか、ペーパーテストで俺が落ちるわけないだろって位に思ってたから。
ただ本当、初級向け試験・検索広告の上級者向け試験それぞれ持ってるのとGoogle Partnersになるのは全然違うって解った。
複数人で何十何百のクライアントまわしてるアカウントじゃなく
特に教わらず、ほぼ俺一人でやったんだからこの結果は素直に嬉しいし自信にもなった。
今後はもっと上を目指したいし、ディスプレイ広告の上級者向け試験にも挑戦しようかな。
前回受けはしなかったけど、僕はどちらかというとディスプレイ広告の方が得意なんだよね。こっちの方が面白いし。
検索広告みたいにゼンツッパでクリック単価高騰させるおバカさんもいないので。
ほんと節操ないのでそういうのはやめましょうね。
あーでも、本当しんどかったなぁ。
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